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水着問題:国内3社が改良水着を提示

   

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5/30:英スピード社製の水着を着用した選手が世界記録を連発している件で、日本水泳連盟に水着提供する国内メーカーの3社が、改良した水着を提示したとのこと。
北京五輪日本代表選手はジャパンオープン(6/6〜8・東京辰巳水泳場)などで3社の改良品やスピード社製製品を試す。選手からスピード社水着着用の要望が出れば、水連は6/10の常務理事会で、3社以外の水着使用を容認する見通しだだとか。
▼各社製品の特徴
【ミズノ】
 東レと共同開発した素材を使用。締め付けを強めるなどして体の凹凸を抑え、抵抗軽減と水中姿勢の保持を狙った。カジキにヒントを得て開発した従来の素材を胸部に使用。入水時とターン時の実験記録はLRと同等で、動きやすさでは上回るという。
【アシックス】
 骨盤を締め付けて猫背になるのを防ぐ従来の発想に加え、脇と脚を締め付け、力と復元力の強い新素材を用いた。百メートル自由形で0・5秒短縮の可能性があるという。この新素材の代わりに、肌との密着度に優れた山本化学工業の素材を用いた製品も用意した。
【デサント】
 3タイプのうち、イタリアのアリーナ製はLRと同様に揚力感が得られるというポリウレタンを多く配置、縫い目はなく一枚の生地でLRよりも軽量という。二つ目は動きやすさを重視して異なるポリウレタンを使用。三つ目は山本化学工業の素材を腹部などに使用した。
スポーツナビ|国内3社が改良水着を提示=日本水連がヒアリング−競泳
ヒアリングには日本水連の佐野和夫専務理事、上野広治競泳委員長(北京五輪競泳監督)らが出席し、各社の開発担当者などが順に説明したとのこと。
スポーツナビ|日本水連に改良水着を提示 3社、スピード社を意識
<スピード水着>国内3社が回答 ミズノ「より、着やすく動きやすい」水着を完成(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
スピード水着 世界揺らす 選手の希望優先の流れ

スピード社と契約する米国水連は選手のプロ化が進んだことを考慮し、水着選択は個人契約を尊重する。スピード社と契約するオーストラリア水連も基本的には自由。他社製ならブランド名を隠すように指示している。
 07年世界選手権男子100メートル自由形王者で、イタリア水連が契約する伊アリーナ社製を着ることになっているマニーニは「連盟は選手に無理強いできない」と、スピード社製着用を辞さない構えだ。ドイツ水連は09年まで4年400万ユーロ(約6億6千万円)で独アディダス社と契約を結び、スピード社製着用を禁止している。選手の不安や不満を和らげるため心理学者を雇ったものの、全選手が連盟に従うかは不透明だ。
 メーカーと個人契約を結ぶプロ選手たちも、1社にとらわれない選択をしつつある。AP通信によると、アリーナ社と契約する南アフリカの主将、ザンドバーグは「五輪でスピード社製を着る。違約金は3千ユーロ(約49万円)だが、3千ユーロが何だと言うんだ」。
 元男子100メートル自由形世界記録保持者、ファンデンホーヘンバント(オランダ)は07年世界選手権で米ナイキ社との個人契約に違反しながらスピード社製を着用。ナイキ社との契約は続いているが、五輪で再びスピード社製を選ぶ可能性を示唆する。
 アテネ五輪女子400メートル自由形金メダルで、アリーナ社と契約するロール・マナドゥ(仏)はフランス選手権で3位に終わり、「アリーナの最新水着を待つ、としか言えない」と泣いた。