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水着メーカー、タイム短縮へ“水面下の戦い”

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水着メーカー、タイム短縮へ“水面下の戦い”

at 2008年04月10日 21:40>Category:040.その他競泳情報


北京五輪を目指した競泳水着メーカーの熱い戦いの紹介記事が掲載されています。

 ■傾向の変化

 2000年以降、水着開発は、表面の摩擦をいかに減らすかに焦点が当てられてきた。その代表として知れ渡ったのが、サメの皮膚構造を参考に、1・5ミリの突起群をつけて水の抵抗を減らす「サメ肌」水着だった。
 だが、05年に国際水連(FINA)が、水着に突起物を施す表面加工を禁止したため、北京五輪に向けての水着開発の主流は「水中姿勢の維持」に移行した。五輪8冠を目指すマイケル・フェルプス(米国)が着る英スピード社も、水中姿勢の保ちやすさが特徴の一つになっている。
 柴田亜衣(チームアリーナ)らが着用するデサントは「体幹保持」を、中村礼子(東京SC)らが着るアシックスは「骨盤の安定」を開発コンセプトに掲げるが、いずれも体の特定部位を締めつけることで、最も流水抵抗が少ない姿勢を保つことに重点をおく。

 ■独自の戦い

 これに対し、独自のアプローチを試みるのが、昨年5月にスピード社とのライセンス契約を解除し、42年ぶりに独自の商品開発に乗り出したミズノ。
 これまでの水着が、流水抵抗を減らすために、撥水(はっすい)性の素材が使われてきたのに対し、同社は最速で泳ぐ魚の「カジキマグロ」に着目。魚が体を覆うぬめりで摩擦を減らすように、二酸化ケイ素を使った特殊素材で、水にぬらすとジェル状になる水着を開発した。日本のエース、北島康介(日本コカ・コーラ)らを起用し、大々的に売り出す構えだ。

 ■水面下の戦い

 今年に入って4月2日までに更新された世界記録19個のうち、18個がスピード社の水着を着た選手によるもの。FINAのマルクレスク事務局長が「再調査が必要」と語る騒ぎにもなり、メーカーのプライドを掛けた戦いは、スピード社が一歩リードする。
 日本選手が主要国際大会で着ることができる水着は、日本水連と契約するデサント、アシックス、ミズノだけで、スピード社の水着は着用できないが、北島は「力のある選手が力を出している。水着のおかげとは思っていない」と冷静で、ミズノに信頼を寄せる。
 トップ選手は水着メーカーを変えることはほとんどない。同社ウエア開発課の松崎健課長は「人間関係も重要。いろんなことを解決しようと、現場で動いている人間がいる」。技術だけでなく、会社全体で培う信頼が、選手にとっては大切なようだ。

Posted by オクムラ@SWIMMING VIEW

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