マデリン・グローブス選手の「女性蔑視」告発、豪水泳連盟が調査パネル設置

2021/ 6/12:オーストラリア水泳連盟は、リオ五輪女子200mバタフライとメドレーリレー銀メダリストのマデリン・グローブス選手が「女性蔑視の変質者」の存在を告発したことを受け、女性担当者から成る独立委員会を設立し、女子選手関連の問題を調査することを発表した。

 26歳のグローブスは10日、「選手たちを国の代表にして自分が毎年ボーナスを稼げるように、若い女性や少女たちを身体的に辱め、医学的に自分が正気ではないと思い込ませることは、もうこれ以上できなくなる。時間切れ」とSNSに書き込み、東京五輪の代表選考会を辞退すると表明した。

連盟はグローブスと連絡が取れてはいないものの、選考会のかたわらで話し合いを行い、この問題を詳しく調査するための委員会を設置することを発表した。

 協会の最高責任者を務めるアレックス・ボーマン氏は、オーストラリア放送協会(ABC)に対して、他に不満を漏らす選手はおらず、女子選手の扱いに問題があるとは思っていないと話しながらも、「どういうことかをはっきりさせるつもりだし、そのために今回の委員会を設置して状況を正確に確認したい」と話した。

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