「高気圧カプセル売れず損害」 米社、日本アンチ・ドーピング機構を提訴

   

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12/26:日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が「高圧酸素カプセルの使用は控えるべきだ」という見解を示したことでスポーツ選手が疲労回復などのために使う「高気圧カプセル」が売れなくなり損害を受けたとして、米国のメーカーがJADAに対し約10億円の賠償を求める民事訴訟を起こすことが、わかったとのこと。来年1月にも提訴する予定。

 提訴するのは米国のオキシーヘルス社。JADAは今年6月、「酸素摂取や酸素運搬、供給を人為的に促進すること」を世界反ドーピング機関(WADA)が禁止していることから、「高圧酸素カプセルの使用は控えるべきだ」との見解を示していた。

 いわゆるカプセルには、気圧と酸素濃度を高めるタイプと、内部の気圧だけを高めるタイプがある。同社側は「JADAの見解で、気圧を高めるものもドーピングにあたると受け止められた」としている。高気圧カプセルの日本国内での売り上げが激減。WADAに確認したところ、「(気圧を高めるだけなら)ドーピングには当たらない」との回答を得たこともあり提訴に踏み切る。

 JADAの浅川伸事務局長は「寝耳に水で驚いている。訴状を見てからでないと何とも言えない」と話した。