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競泳代表がチーム力を発揮できる理由

   

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競泳日本代表の『チーム力』を取り上げたエッセー「競泳代表がチーム力を発揮できる理由」が掲載されています。

 そのロンドン五輪から3年。チームとして一丸となり世界に立ち向かう意識は、今の代表選手たちに浸透している。しかし、世界に誇る日本代表の『チーム力』に少しずつ変化が訪れていることが選手の言葉の端に現れている。

「チームのために頑張りました」
「チームが支えてくれたので乗り切れました」

 アテネ五輪に出場した選手たちに共通していたのは、“自分自身”が世界と戦ってメダルを取る、という意識だ。競泳は個人競技であることが前提にあり、たとえ目標を同じにする仲間であっても、自分と同じ種目の選手には強いライバル意識があり、日本を代表する選手であるという誇りを持ち合わせていた。

 強い“個”が同じ目標、同じ信念を持ち、同じ屋根の下に集まることで強い“集団”を作り出す。これこそが、競泳日本代表が掲げた『チーム力』の本質なのである。

 自分を支えてくれる仲間の存在や、周囲のサポートへの感謝の気持ちを持つことは大切だ。調子が上がらず、苦しんだ自分を助けてくれたのはチームの存在かもしれない。しかし、仲間で“助け合う”だけでは何も生まれないのが個人競技。先ほどの言葉は、決して間違っていないものの『チーム力』の本質からは、選手の感覚が少しずつずれ始めていることを表しているのではないだろうか。