東京五輪:競泳会場「オリンピックアクアティクスセンター」に新工法 #tokyo2020

   

[`evernote` not found]
LINEで送る

2017/12/19:2020年東京五輪(特集)の競泳会場となる「オリンピックアクアティクスセンター」の建築に使われている新工法「リフトアップ工法」「3次元の設計技術、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」についての記事が掲載されています。

 7基の大型クレーンが腕で鋼材をつり上げる。横では鉄骨でできた4本の柱が土台の上に姿を現し始めている。柱は一辺の長さが5メートルの四角柱で完成すれば高さは約33メートルになる。そのそばで進んでいるのが屋根の組み立て作業だ。「架台」と呼ばれる高さ5メートルの台の上で、鉄骨で三角形を何個もつくり、それらを組み合わせて屋根にする。

 屋根をつくるのは柱を立てた後ではないのか――。そんな疑問にJVの杉本直樹所長は答える。「ここではリフトアップ工法を使いますから」

 リフトアップ工法とは地上でつくった屋根を引き上げるやり方だ。柱のてっぺんに「油圧ジャッキ」と呼ばれる機器を1つの柱に8台ずつ設置する。ここから鋼鉄製のワイヤを下におろして架台の上にある完成済みの屋根につなげ、ワイヤを巻いて引き上げる。スカイツリーの地上500メートルより上の部分をつくるのにも用いられた。

 釣りで例えれば、屋根が「魚」、油圧ジャッキが「釣りざお」、ワイヤが「釣り糸」にあたる。釣りと異なるのは、1匹の魚を32本の釣りざおが同時に引き揚げようとしている点だ。
 釣りざお(油圧ジャッキ)が32本も必要なのは魚(屋根)が巨大だからだ。屋根の広さは約1万9500平方メートルで総重量は約6千トンに及ぶ。

 4本の柱が約33メートルの高さまで伸び、リフトアップが本格的に始まるのは18年春の予定だ。大きな魚を釣り上げるときと同じように、屋根も3回にわけて引き上げる。

第1回リフトアップが2018年春、第2回リフトアップが2018年夏頃、その約2週間後に第3リフトアップを行い、設計で定めた位置まで屋根を上げるとか。
観客席やプールの工事が始まるのは、第3リフトアップが終わった18年9月ごろになるとか。

2018年度日本水泳選手権東京辰巳国際水泳場・2018/4/3〜8)の時に、リフトアップが見られるか?