競泳五輪代表 内田選手が練習追い込み

   

[`evernote` not found]
LINEで送る


ロンドン五輪代表、内田美希選手の紹介記事「競泳五輪代表 内田選手が練習追い込み」が掲載されています。


 「練習で勉強に時間を費やせない分、授業に集中しようと思うんだけど。いつも最後15分間は記憶がないんです」。頭をかく姿は、ごく普通の女子高生だ。

 二つ上の姉が通うのを見て興味を持ち、4歳からこのスクールに通い始めた。めきめき上達し、小学5年の時、全国ジュニアオリンピックの自由形で優勝、バタフライで2位になった。

 中学1年から指導を始めた蟹和正昭さん(52)は「小学生の時点で普通の子どもではなかった。オリンピックをねらえると思った」。当時はバタフライが専門だったが、ウオーミングアップのクロールを見て、ピンときた。

 「自由形に変えないか」

 キックが苦手だった内田選手は当初、嫌がった。しかし、半年後には全国ジュニアオリンピックの自由形2種目で優勝した。

 強みは、指先が水に入った瞬間から、一気に後ろへと水をかくストローク。「入水はゆっくり」と教える自由形の「基本」とは、逆のやり方だ。

 それがスピードを生み、無駄のない効率良い泳ぎにつながっているという。

 手のひらをけがし、体調も万全でない中で臨んだ4月の日本選手権。プレッシャーも強かったが、「オリンピックに出たい」という気持ちが勝った。

 自由形100メートル、50メートルともに3位に入り、100メートルの上位4人の合計タイムが派遣標準記録を突破。五輪出場をつかんだ。県水泳連盟によると、同連盟登録選手の五輪出場は、過去に男子が2人、女子では内田選手が初めてだという。

 練習中、小さな子どもたちからも「オリンピック選手だ」と、言われるようになった。でも、あくまでマイペース。「変わったことは、取材が増えたことくらいかな」とはにかむ。

 女子400メートル自由形リレーは予選、決勝ともに開会式翌日の7月28日。「リレーで盛り上げて、日本チームに弾みがつくように。女子高生の若さで、元気にいきたい」。その目はしっかりと、ロンドンを見すえていた。