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シンクロ:中国の井村ヘッドコーチ「本番で完成品見せ、銀狙う」

   

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2012年北京五輪で中国チームに同国シンクロ初の銅メダルをもたらした井村雅代・元日本代表監督(61)が、五輪まで対外試合に臨まず「秘密のベール」で包み、「本番でバーンと完成品をお見せし、銀メダルを狙う」と。


 北京五輪で中国はチーム3位、デュエット4位。だが、昨年の世界選手権では両種目のテクニカルルーティン、フリールーティンすべてで銀メダルを獲得した。採点競技であるシンクロの評価は、一朝一夕で変わらないとされる。世界選手権で審判にインプットされた「世界2位レベル」の評価を五輪まで維持する作戦。「その上に乗っちゃう道を選んだ」(井村HC)と、国内大会以外の試合参加を封印した。

 さらに、ロンドン五輪で披露するという新しい演目を「事前公開してマネされたくない」との思いもにじむ。井村HCは「北京五輪までは時間がなく、中国人の柔らかさ、奇麗さ、手足の長さだけで戦った。今回は中身の濃さで勝負する。ルーティン(技)も難しい。全く新しいものだ」と胸を張る。

 一方、シンクロが五輪種目になった84年ロサンゼルス五輪以降、全大会でメダルを獲得している日本は、記録継続に黄信号がともっている。特に、開幕まで80日を切ってようやくデュエットのペアが決まった現状に、井村HCは「ありえへん。デュエットはアワー・ワールド(自分たちの世界)を作らんと」と苦言。全権を任されている中国の強化とは別に、日本の低迷も気がかりなようだ。