2021/5/17:平井伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチのエッセー「金メダルへのコーチング」が更新され「五輪まで2カ月半 競泳はGWで「キャパシティーを広げる」 が掲載されています。
私のチームは4月23日から5月13日まで3週間、長野県東御市の標高1750メートルの準高地にある「GMOアスリーツパーク湯の丸」で合宿を行っています。
五輪イヤーのゴールデンウィーク(GW)は、夏の五輪本番に向けた重要なトレーニング期間です。ゴルフにたとえると、グリーンを狙うアプローチショットでしょうか。できるだけピンに近づけるために正確なショットを打ちたい。
東御市の準高地合宿を終えた後、5月に二つの大会に出てレース感覚を磨き、6月のジャパンオープンである程度、泳ぎを整えていきます。そこから本格的にレースの練習に切り替えていこうと思っています。
子どものころから五輪にあこがれ、長い年月、努力を続けて代表の座を勝ち取った選手たちには、晴れの舞台で思い切り実力を発揮してもらいたい。1964年東京大会がそうだったようにスポーツへの関心が高まり、トップアスリートのレベルアップだけでなく、多くの人が日常にスポーツを取り入れて、より健康な生活を送るための契機としてもらいたい。