東京五輪アジア予選でタイム改ざんと口止め買収工作があったと選手が実名告発

2021/4/21:東京五輪アジア予選を兼ねるウズベキスタン・オープン(4/13〜17、ウズベキスタン・タシケント)で、タイム改ざんが行われ、口止めのために多額の金を渡されそうになったと、インド人選手が告発したとのこと。

  • リヒト・セルバラジ選手(インド・22)は、ユーチューブ上で「地元のウズベキスタン選手ために、いくつものタイム改ざんが行われ、インド選手も間違った記録が残されたことが悲しく、とても心を痛めている」。
  • 初日の男子100m 自由形予選。「地元ウズベキスタンのアレクセイ・タラセンコの記録が51秒だったのに、五輪標準記録である48秒55に改ざんされた。このレースでは、電光掲示板が消され、タイム表示が出なかった。レースのビデオも付け加えてあるので見てほしい」
  • 最終日の100mバタフライ予選で発生したとを訴えた。「この時も再び電光掲示板が消されたため、手動でタイムを計った。仲間のインド選手が54秒でトップだったにもかかわらず、後に出てきた結果は衝撃だった。タラセンコが52秒02でトップ。インド選手は52秒74だった」
  • 抗議の意味を込め、セルバラジ選手は最終日の自分のレースで飛び込まず、手でタイムボードをタッチしプールから去った。係員が追いかけてきたため「スポーツマンシップに反している。あなたたちはインチキをしているじゃないか」とクレーム。すると「お前は政治を知らない。ウズベキスタンの10選手に五輪標準記録を突破させるように上から言われているんだ」と明かされ、口止めのため多額の現金を渡そうとしてきた。

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