金メダルへのコーチング:決勝進出者が少なかった競泳 平井コーチが東京五輪の結果を分析

2021/9/7:・競泳日本代表ヘッドコーチのエッセー、「決勝進出者が少なかった競泳 平井コーチが東京五輪の結果を分析 」が掲載されています。

代表33人(男子17人、女子16人)のチームの目標として、「複数の金メダル」と「全員の決勝進出」を掲げました。

 決勝進出者が少なかった要因として、4月の選考会の後、五輪までの間にコンディションを上げられなかった選手が多かったことがあります。

前回は五輪まで欧州グランプリなど海外の試合を転戦して調子を上げていく選手もいましたが、今回はコロナ禍で海外遠征は難しかった。ただ、6月のジャパンオープンを始め、関係者の協力を得て茨城県、長野県、神奈川県相模原市の大会などに代表選手が出場できました。ここで調子を上げた選手が本番で結果を出していました。

 コロナ禍の五輪に向けた強化練習は、特別な環境を作って少人数で行うのが普通になっていました。しかし、それも長く続けると行き詰まります。大橋が取材に「たとえ水泳がうまくいっていないときでも、学校に行けば居場所があった」と学生時代の学業との両立の大切さを語っていた通り、学校生活、家族との時間、友人との私生活といった日常と競技生活のバランスを取りながら、目標とする五輪などに向けて集中していくことが大切です。

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