入江陵介選手 すごいプレッシャーの中で戦う力

2021/5/20:選手の紹介記事「入江陵介選手 すごいプレッシャーの中で戦う力」が掲載されています。

――モチベーションが上がらないとき、集中しきれないとき、どんなふうに考えて乗り越えてきたのでしょうか。

「五輪に向けてやらなきゃ! 頑張らなきゃ!」と気負わず、自分を追い込みすぎないようにしました。まずは目の前の練習をおろそかにせず、課題をクリアし、1日1日を大切に丁寧に過ごそうと。もちろんコロナに感染せず、人に迷惑を掛けないことにも注意を払いました。

――すさまじいプレッシャーの中で、きちんと結果を出すには何が重要でしょうか。

「自分のレース」をすることが一番大切です。競泳はつかみ合ったり人が邪魔したりする競技ではなく、自分の身一つで順位を競うスポーツ。自分自身がこういうレースをすると決めてその通りに泳げば、勝てるシンプルな競技です。でも、隣の選手が気になってペースが乱れればタイムロスが生じて思い通りのレースにならない。いかに周りに翻弄されず、自分が決めたレースを最後まで貫けるか。ある意味、心理戦でもありますが、自分のレースを貫くことができるのが、大きな舞台で結果を出せる一流選手です。そのためには、普段から他人と比べて練習やレースをするのではなく、自分と向き合い、自分で決めた目標を達成し続ける姿勢が大切だと思います。

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