2020/ 12/21:平井伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチのエッセー「金メダルへのコーチング」。「記録的にもの足りないが…平井コーチ、コロナ禍の競泳界を振り返る」が掲載されています
4月から延期になっていた日本選手権を12月に開催できたのは、よかったと思います。東京五輪競泳会場の東京アクアティクスセンターで初めて泳ぐことができて、止まっていた時計が動きだした気持ちです。
日本選手権を終えた翌7日から、東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)と長野県東御市の高地トレーニング施設・GMOアスリーツパーク湯の丸に分かれて代表候補選手の合宿を始めました。
五輪に向けて役者がそろってきました。この大会単独で考えると記録的にもの足りないところはありますが、春から大会の中止が続いてレースの経験が少なかった上、12月という開催時期を考えると、十分頑張ってくれたと思います。
日本選手権を終えて8週間後の来年2月にジャパンオープンがあり、その8週間後が五輪代表選考会を兼ねた日本選手権です。8週間ごとのサイクルでステップアップを目指します。合宿を通してコーチ同士の情報共有も進め、日本代表チームのレベルアップにつなげていきたいと思います。