2020/ 12/24:ドーピング規定に違反したとして、CAS=スポーツ仲裁裁判所の下した資格停止処分を不服とした訴えについて、スイス連邦最高裁判所は孫選手の訴えを認めて処分を無効としました。
孫楊選手が、ドーピング規定に違反したとして、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の下した資格停止処分を不服とした訴えについて、スイス連邦最高裁判所は孫選手の訴えを認めて処分を無効としたとのこと。
これにより、CASは再び聴聞会を開いて処分を決めることになる。
おととし9月に中国の自宅で行われたドーピング検査の際、採取した血液が入った容器を壊したため、CASはことし2月、ドーピング規定に違反する行為があったと認定し、8年間の資格停止の処分としていました。
この処分について、孫選手はCASのメンバーの1人に「偏見」があったとしてスイス連邦最高裁判所に処分を取り消すように訴え、最高裁判所は24日までに孫選手の訴えを認めて資格停止処分を無効としました。
これを受けて、CASは再び聴聞会を開いたうえで、別のメンバーで改めて裁定を下すことになります。
資格停止処分が無効となったものの、孫選手が来年の東京オリンピックに出場できるかどうかなど、今後については不透明。
・「孫楊の処分取り消し 競泳、スイス裁判所:時事ドットコム」
Racist Tweets By CAS Panel Chair At Core Of Sun Yang’s Ban Lifting
WADAは、やり直しとなるCASの聴聞会に向けて「再びしっかり準備していく」と声明を出した。
・「ドーピング問題の競泳五輪「金」の孫楊、8年間資格停止処分無効に – スポーツ – SANSPO.COM(サンスポ)」
・「Racist Tweets By CAS Panel Chair At Core Of Sun Yang’s Ban Lifting」