萩野公介が現役引退へ、次の「競泳日本男子のエース」は誰になるのか

2021/ 9/9:東京五輪2020終了後の日本競泳のエースを探る「萩野公介が現役引退へ、次の「競泳日本男子のエース」は誰になるのか 」が掲載されています。

 さて、そうやって、いつしか一時代を築いてきた萩野、瀬戸の世代である“ゴールデンエイジ”も、競泳界ではベテランと言われる域に突入しつつあり、萩野も引退をするなど、第一線を退く選手も増えた。そうなったとき、かつての萩野や瀬戸のように、日本の競泳界を背負って立つ人物はいるのだろうか。

その筆頭となるのは、やはり東京五輪で200mバタフライの銀メダリストとなった本多灯(ATSC.YW/日本大学)になるだろう。

 そして、何より本人が日本の『エース』としてチームを牽引したいという思いを持っていることは、今後本多が日本代表チームを引っ張っていくに足りる素材であることは明確だ。

本多も、ぜひとも来年の福岡で開催されるFINA世界水泳選手権を皮切りに、2024年のパリ五輪までの間に、『日本にTomoru Hondaあり』という存在感を示したいところだ。

 それと同時に、本多だけではなく、本多と同世代の選手たちの台頭にも期待したい。過去に金メダルを獲得してきたエースと呼ばれる選手たちは、なぜか五輪の開催年に高校3年生、大学4年生を迎える世代が多かった。

本多が名実ともに日本を牽引するエースたりうるのか、そして2002年世代が次世代のゴールデンエイジとなることができるのか。そのすべては来年、2022年の世界選手権、そしてその出場権を懸けた3月の国際大会日本代表選手選考会でハッキリとすることだろう。

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